養成所からの、事務所所属審査などでない限り、オーディションではまず1次審査として、書類審査があります。
オーディションでの合格するためには、何よりもまず書類審査に合格しなくてはなりません。
書類審査は書類の書き方を気を付けるだけで、ぐんっと合格率があがります。
今回は、書類審査に合格する為の応募動機・志望動機の書き方をまとめていきたいと思います。
応募書類の書き方の基本
具体的に「これを書け!」というテンプレートだと、皆が皆一緒になり、個性がなくなってしまいます。
個性がなくなるということは、結果として「オーディションに合格できなくなる」ということです。
なので、こちらで示す書き方は、具体的な内容ではなく、これを読んでいる声優の卵の皆さんが、自分自身の良さをアピールできるようになるための指南書になります。
そのため、他の応募者と書き方が被ったとしても、書類審査は通ります。
ぜひ参考にしていただければとおもいます。
募集要項を確認する
まず、募集要項をきちんと確認しておきましょう。
- 何かの作品の声優を募集しているのか?
- アイドル声優を募集しているのか?
- ラジオのメンバーを募集しているのか?
ということを確認しておかないと、書類でのアピールが的外れになってしまいます。
中には応募動機を使いまわしている人がいます。
その応募動機がオーディションの募集要項に本当に合っているのなら構わないですが、オーディションによって求めている人材が違うことの方が圧倒的に多いです。
オーディションごとに、審査員が求めていることを理解し、あなたの中の募集要項に当てはまる部分を書いた方が、合格率はあがります。
例えば、ラジオのメンバーを募集しているのに、「自分はダンスが得意です!」みたいなことを全面にアピールしても仕方がないのです。
募集要項をきちんと確認し、書類を書き出す前に「このオーディションではどんな人が求められているのか?」を把握しておくようにしましょう。
応募動機で書くべきこと
- 自己PR
- このオーディションに受かったら何をしたいのか
この2つです。
もし、自己PR欄が別にある場合は、「オーディションに受かったら何をしたいのか」という項目を充実させましょう。
書類に書き出す前に、メモ用紙に「オーディションに受かった場合、自分は何をしたいのか」を具体的に書き出してみましょう。
自分しか見ないので、どんな事でも構いません。
自分の欲望のままに書きましょう。
それを元に文章を考えていきます。
これは、あなた自身のプレゼンなのです。
審査員に、「私はオーディションに受かったらこういうことがしたい。そしてそれを実現する為にこういうことができる。それは、あなた達(会社や事務所)にとっても役立つものだ」ということを伝えるのです。
ここが的外れにならないように、先ほどお伝えした「応募要項の確認」が大事なのです。
審査員に対して、あなた自身を「これは求めていた人材だ!」と思わせなくてはいけません。
ですので、応募要項と、自分自身の良さを照らし合わせて応募動機を書いていきましょう。
ポイントとして先ほどお伝えしたように
- 受かったらやりたいこと
- それを実現させるために自分ができること
- それがその会社や事務所にとってどんな利益をもたらすか
という3点を意識して文章を書くことが大切です。
応募動機に具体性を持たせ、審査員に興味を持ってもらえるようにしましょう。
自己PR欄の書き方
続いて、自己PR欄の書き方です。
自己PRを書くときのポイントは
「自分の良さはどんなところなのか」
を改めて考えて、それを徹底的にアピールすることです。
自分の長所をアピールし審査員に「会ってみたい!」と思われることが大切です。
参考にして欲しいのは、家電の製品PRです。
家電の製品説明見ていると、「へー!そんなことができるんだ!使ってみたい!」「○○な部分は微妙だけど、便利そうだから買ってみようかな」と思いませんか?
この、感覚を審査員に感じさせるのです。
自己PRを見た時に「おもしろそうな子だから実際に会ってみたいな」「この企画にぴったりな子だな!」と思わせることができれば、書類審査は高確率で通ります。
自己PRでアピールすべきことは「物によって違います」
先ほどの例と同じく、家電で考えてみましょう。
- 軽くて丈夫なこと
- 高級感があること
- 安くて、無駄な機能がないこと
- 色々な新しい機能がついていること
など、製品によってアピールポイントは様々です。
声優を目指す人達も「持ってる良さは別」なのです。
自分のアピールできるポイントを探し、そこを自己PRでアピールできるようになりましょう。
もし、自分でわからない場合は、仲の良い友達や、先生に聞いてみるのも良いと思います。
「自分の良さは何だと思いますか?」
「どんな役柄が似合うと思う?」
といったことを聞き、それを自分の中で発展させアピールポイントにしましょう。
自分では、意識していなかった部分が、自分の良いところだった、というのはよくある話です。
自分の個性を知り、しっかりと自己PRできれば審査員に「会ってみたい」と感じさせることができ、書類の合格率があがります。
書類審査の注意ポイント
書類審査を決める最後のポイントは、正直「運」です。
某有名アイドルグループの子は「審査員と同じ誕生日だったから」という理由で受かったそうです。
なので、もし書類審査のポイントを網羅していたのに落ちてしまった場合は、凹まずに次にいくようにしましょう。
落ち込んでいても仕方ないので、しっかりと書類を書いたのに落ちてしまった時は「自分を取らないとは、見る目がないな~」ぐらいの気持ちでいましょう。
自分の良さを理解し、きちんとアピールができていれば、良い縁に巡りあうのは時間の問題です。
いずれ来るチャンスをしっかりつかむためにも、まずは書類で手を抜かに自分の良さをきちんとアピールできるようになりましょう!
応募動機や志望動機が固まったら、好印象な応募写真、宣材写真を知り、審査員の目に留まりやすくしていきましょう!