売れる声優になりたい！～売り出し方編～

声優を目指すからには、「売れる声優になりたい！」と誰もが思っていることかと思います。

今回は、売れる声優になるためには何を磨いていけば良いか？についてお話ししていきたいと思います。

また、今回のお話しはアニメ声優を基本とした上で、洋画、ナレーション、舞台まで全ての役者志望さんに当てはまるお話しになります。

声優を目指す方は一度目を通していただけると嬉しいです。

本当の意味で自分に合う役を知っていますか？

売れる声優を目指すにあたって、声優になりたい人にまず確認して頂きたいのが、「自分に合う役を知っているか？」という点です。

声優という職業の魅力の一つに「実生活とは違う自分になれる」という魅力があります。

ですが、この言葉に振り回され「本当の意味で自分に合う役を知る」ということの重要さを見落としている方が多くいます。

自分に合う役というのは「客観的に見て上手い、合っている、と思う役」と言い換えてもいいでしょう。

周りが上手い、合っていると思ってくれる役は、自分がやりたい役とは違うことも多いと思います。

ですが、この「はじめから上手いもの、合っているもの」を伸ばすことが最短で声優になる方法の一つなのです。

客観的視点には

など、全てが含まれています。

これら全てひっくるめて、周りが上手いと思う役というのは、あなたに合っている役だと思って間違いありません。

なぜなら、客観的に見て合っている役というのは、

全てを合わせてなお、

だからです。

例えば

あなたの見た目がどんなにダサく、普段はオドオドした人だったとしても声質のかっこよさがそれらに勝れば、あなたは周りから「かっこいい役が似合う人」というレッテルを貼られるでしょう。

逆に、

声質自体は可愛い声ではないとしても、見た目が可愛く、普段も可愛い雰囲気であれば「アイドル声優っぽい人」というレッテルを貼られることになります。

そうやって周りの意見から導き出された役こそ、あなたが事務所の所属や、新人声優でオーディションを勝ち残りたい時に武器になる役です。

声優事務所に所属したい、売れる声優になりたい、という人は、自分のやりたい役柄はひとまず置いて置き、まず本当の意味で自分に合った役を知るようにしましょう。

大切なのは唯一無二になること

役者として、大切なのはその業界において「唯一無二の存在」になることです。

よく、「どんな役でもできる声優になりたい！」という人がいますが、養成所時代や、新人時代に「どんな役でもできる声優」を目指すことはおすすめしません。

ほとんどの人が、

どんな役でもできる声優　＝　特徴のない声優になってしまうからです。

特徴のない声優というのは、いつでも替えの利く存在です。

特徴のない声で売り出される声優というのは、見た目が良い方が多いです。

そのことからもわかるように、もっとかっこいい人、可愛い人が出てきた瞬間に入れ替えられる声優ということになります。

どんな役でもできる声優になるというのは、自分に合う役を見つけることよりもかなり難しいです。

どんな役でもできるということは、どんな役を演じてもそれぞれの特徴を表現でき、かつ別の上手い役者が演じているように感じさせられる役者である、ということだからです。

有名どころで言えば、山寺宏一さんがまさに「どんな役でもできる声優」の筆頭です。

もちろん、役者としてどんな役でもできる声優を目指すのはとても良いことです。

その目標は常に持ち続けることで、役者としての幅も広がりますし、演技力も絶対に向上します。

ですが人気商売である役者は、まずは誰にも替えの利かない自分のポジションを獲得することが大切なのです。

だからこそ、「本当の意味で自分に合う役」を見つけることからはじめなくてはいけません。

「この役柄といったらこの人だよね！」と言われる声優にならなくては、「売れる声優」にはなれないと言っても過言ではありません。

今いる声優さんのポジションを考えてください。

と、いうのがありませんか？

好みの問題ではなく、実際のキャスティングの話です。

どんな役なら、自分が唯一無二と言われる存在になれるのかを客観的視点を交えてしっかりと考えましょう！

今は声優さんも声優を目指す人もたくさんいるので、「普通に上手い」程度では声優になれません。

売れる声優になるために大切なことまとめ

声優業界という人気商売は、ただひたむきに頑張っているだけで成功を収めることはかなり困難です。

と、常に考え、自分をどう売り出せばいいのかを今の声優業界と照らし合わせ、売れる声優を目指しましょう！