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演技力を鍛える!演技アンテナ 第1章「自分アンテナ」

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演技アンテナとは何か?がわかったところで、演技アンテナを実際に張ってみましょう。

まずは、自分自身から演技を習得する、「自分アンテナ」を張ってみましょう。

自分アンテナというのは、一日中どこにいても使えるのが特徴です。
朝起きてから、夜寝るまでいつでも演技の肥やしは転がっています。

この自分アンテナを張る事で、「感情を伴う演技」というのが理解しやすくなります。




感情を伴った演技とは

例えば養成所で、
「5分間、寝起きの人を演じてください」

と言われた時、あなたはどんな「演技」をしますか?

あくびをして、伸びをしますか?
目覚まし時計をとめますか?
「後5分…」といって二度寝しますか?

これらを「頭で考えて演技をした」のなら、

演技に大切な事ができておらず、形式的な演技をした。
または、
演技アンテナの張り方を間違っている
事になります。

何度かお話ししていますが、演技というのは「感情を伴う」事が大切です。

形式的に、
「悔しい場面だから泣く」のでは、見ている人の魂は揺さぶられません。
身体の内側から
「プライドが傷つけられた。悔しい、涙は流したくない、でも悔しい…!!!」
ぐらいの強い気持ちを持って涙しなくては観客には伝わりません。

それと同じで、

  • 寝起きだから、あくびをする。
  • 寝起きだから、伸びをする。
  • 寝起きだから、目覚まし時計を止める。
  • 寝起きだから、二度寝をする。

では、ダメなのです。

演技アンテナは、行動そのものだけでなく行動原理、つまり「感情に伴う行動」に張らなくてはいけません。

素の自分から「感情に伴う行動」を感じてみる

感情に伴う行動を知るためには、まず自分を客観的に観察してみることです。

あなたが朝起きて、
あくびをしたら、自分を観察してみましょう。

「あ、今、眠いけど起きなきゃと思って自分を奮い立たせるためにあくびをしたな」
「あくびしながら、二度寝しようか考えてるな」

この2つは同じ「あくび」でも、空気感の違うあくびになるでしょう。

伸びをする時は
「寒くて身体が凝り固まってたから伸びをしたくなったんだな」
と思うこともあれば
「やる気に満ち溢れて、身体を動かしたいと思って伸びをした!」
という日もあると思います。

逆に、どうしても眠たくて、5分間全く動かないこともあるでしょう。

それでいいのです。

それが感情を伴う行動だと知ってください。

1つの行動をもってしても、どんな感情を伴っているかによって、雰囲気も変わります。
その日の自分の心持ち次第で、「寝起き」という一つの行動でも

  • 明るい気分の寝起き
  • 暗い気分の寝起き
  • やる気に満ち溢れた寝起き
  • やる気のない寝起き

それぞれ違った雰囲気を持って居ます。

やる気のない寝起きだったのに、携帯に嬉しい連絡が入っており、
急にやる気に満ち溢れる日もあるかもしれません。

大切なのは、どんな場面でも、感情には一連の流れがあるということです。

寝起きの演技=〇〇をしなきゃいけない、なんて形式的な決まりはないのです。

ついついあくびをする、身体がだるいから伸びをする、この感覚が大切です。
この「感情を伴った感覚」を忘れた状態で演技に入ると「感情の流れ」を感じられない、惹き込まれない演技になってしまうのです。

まずは、素の自分から「感情を伴う演技」を感じ、普段の生活での感情の流れや実際の行動を知っていきましょう。

感情の流れを理解できると、演技が楽しくなる

「5分間、寝起きの人を演じてください」

と言われた時に、ワクワクした気持ちで「どんな感情の人を演じようか」と考えられるようになれば、
普段から演技のアンテナがきちんと張れ、演技の引き出しが増えたことによって、楽しんで演技ができていると言えるでしょう。

自分アンテナを張り、自分の寝起きを観察していたことで、人はずっと動いているものでも、ずっと思考しているわけでもないということを感じられ、実際の演技の間も怖くなくなります。

間を怖がっている間は、人を魅了する演技はできません。
喋ったり、動いたりしなくても、普段、人の感情は動いているのです。

演技になった途端、間が怖いのは、あなたがその場面に立てていないからです。

ですから、普段から演技アンテナの自分アンテナを張り、何気ない時に自分が何を思って何をしているかを観察するのです。

  • 信号待ち
  • 電車待ち
  • 中々寝付けない時
  • 暇でゴロゴロしている時

etc...

まずは、普段、自分の感情と行動を観察することからはじめてみてください。

それこそが、演技アンテナ、自分アンテナを張るということの第一歩なのです。

今後、どんな役を演じる事になったとしても、感情の引き出し元は「自分」なのです。
まずは、演技アンテナを自分に張ることで、自分の感情の動かされ方を知ってください。

もちろん、何気ない時だけでなく、怒っている時や喜んでいる時、悲しんでいる時だって観察してみてください。
今以上に相手を魅了する演技ができるようになります。

自分アンテナは、一人の役としてその場に立つ為に、欠かせないアンテナだと言えるでしょう。

演技アンテナの「自分アンテナ」を張る事によって、

演技中の「間」が怖くなくなり、役としてその場に立つ為に欠かせない、「感情を伴う演技」というのを理解しやすくなります。

「自分アンテナ」を張れるようになったら、次は他人アンテナについて考えて行きましょう。




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