声優志望の人なら誰でも気になる「自分は声優に向いているのか?」という部分。
今回は、声優志望なら確認しておきたい12項目を、お伝えします。
もくじ
1.演じる事が好き
声優の基本は役者です。
まずは、「演じる」こと自体が好きでないと務まりません。
アニメが好き、ゲームが好き、声優が好き、よりもまずは「演じること」が好きでないと声優に向いているとは言えないでしょう。
また、役者の基本は舞台なので舞台演技を好きな人の方が、より演技の上達が早く、声優に向いています。
2.喋るのが好き
普段から喋るのが好きで喋り慣れている人と、普段は無口で喋らない人では、圧倒的に前者の方が有利です。
まず、普段からよく喋ることで口周りの筋肉や舌の筋肉が鍛えられます。
発声練習で、はじめに口周りや舌の準備運動をすることからも、いかに声優にとって口周りの筋肉が大切かがわかります。
また、普段から話すことで、自分の会話の引き出しや、話のオチのつけ方、周りに合わせた言動も身に付きます。
声優になるためにも、声優業界で生き残っていくためにも欠かせない部分になるので、
それらが普段から無意識に鍛えられているかどうかは大きい差になります。
3.歯並びがキレイ
セリフを読むにあたって歯並びが悪いと音が上手く出せないので、かなり不利になります。
歯並びが悪いと歯の隙間から音が出る破擦音であるサ行が発音しづらく、音が不明瞭になりがちです。
発声練習の基本!綺麗な子音を発音しよう!の記事でさ行が苦手な方の練習方法を記載していますが、歯列矯正できるのであれば、するに越したことはありません。
4.自己管理ができて、身体が丈夫
一般的な仕事と違い、アフレコ時間が深夜だったり、朝一だったりと声優の仕事は体調管理が難しいです。
声優として仕事を貰う前から
「食生活に気を付ける」
「体力をつける為にランニングをする」
など、どんな状況でも最高のパフォーマンスができるように自己管理を怠らないようにしましょう。
今のうちに、「具合が悪くなる時のパターン」、「調子がいい時の生活」を知っておくのも大切です。
5.人と接することが好きで人に好かれやすい
仕事といっても相手は「人」なので、もし、オーディションや選抜などで、実力が同じくらいの声優志望者がいた場合、
「愛想が良い方」または「人好きしそうな方」を選びます。
また、周りに好かれる人というのは、それだけ魅力的な人間なので、ファンも多くつき、結果として有名声優になれる確率が上がります。
芸能の仕事をやるからには、人に好かれやすいかどうかという部分もとても大切です。
6.感情に敏感
世間的には、優しく穏やかな性格が好まれますが、役者としては本来の喜怒哀楽の激しさは大切です。
自分解放とは?なぜ感情をさらけ出さなくてはいけないのか?の記事で詳しく説明していますが、感情表現というのは、自分の心を動かし、それを役に投影しなくてはいけません。
そのためには、普段は外面を良くするにしても、内側では本来の喜怒哀楽はしっかりと感じなくてはいけません。
また、感情に敏感な人というのは思いやりが豊かで、他人の気持ちがわかる人でもあります
これは、キャラクターの感情に寄り添うことを仕事としている役者にとっては、とても大切な部分です。
7.知識をつけることが好き
役者という仕事は日々勉強です。
- 声優としての声や肉体の使い方
- 演じる役の背景を知ること
- 売れるために必要なことは何なのか?という市場を読み取る力
まで、すべて勉強です。
まれに天性の才能で人に好かれ、のし上がる声優もいますが、一握りです。
基本的には、日々勉強で己を磨かなくてはいけません。
また、声優になるためには読書が好きであることも欠かせません。
読書をすることで、声優になるために必要な読解力や発想力が身につきます。
読書についてはお金がなくてもできる!声優志望者がやるべきこと!の記事でまとめています。
8.物語の考察などが好き
役作りのためには欠かせないスキルが、考察力です。
まれに、その場で台本をもらってすぐにその場面にあった演技ができる、という人もいますが、
基本的には、役の背景を知り、その役を知っていく必要があります。
考察力があるかどうかは、天性の才能というよりもいかに、のめり込んだ作品があるかどうかです。
物語の考察については
役作りが苦手な人へ!役作りが好きになる、得意になる方法!にまとめています。
9.ポジティブ
ポジティブというのは「なんとかなるでしょ~」という楽観的なものではなく、
声優として必要なポジティブさは「指摘された事を自分の糧とし、成長し続ける」ポジティブさです。
これさえあれば、どんな困難にぶつかっても乗り越えていけると言っても過言ではありません。
ファンに元気を与えるためにも、浮き沈みが激しい声優業界で食べて行くためにも必要な精神力です。
10.素直で柔軟に人の意見を聞ける
声優として大切な素直さとは「言われた事をその場で躊躇いなくやること」です。
養成所や現場で「ここはこうして見て」「もっとこうやった方がいい」と言われたらその場で物怖じせずやることです。
そして、貰ったアドバイスは一旦受け入れる。
やってみて違うと思ったらそこで軌道修正すればいいのです。
とりあえず、言われたことはやる。この精神は、プロになった後にもかなり大事です。
11.自分を客観的に見れる
相手の意見を取り入れることも大切ですが、
根本的に自分を客観的に見て、個性を活かし、人を納得させる演技ができたらこれに越した事はないです。
自分を客観的に見ることできれば、自分の求められていることを知り、その場に合った提案をできるようになります。
12.行動力がある
必要だと思ったらなんでもすぐにやりはじめることができる、これも大事です。
熟考することも時には必要ですが、
基本的には、チャンスの女神は前髪しかないと言われています。
少しでも「チャンスだ!」と思ったらまずは始めることです。
一瞬一秒たりとも無駄にはできません。
現在、養成所に通っているのであれば、いつチャンスが転がりこんできてもおかしくないのです。
常日頃から己を磨き、すぐに実行にうつせる行動力を持っているかどうかで、声優としての命運は分かれると言えます。
まとめ
この記事を読んで、声優に向いている!と確信した方はすぐにでも行動をうつしましょう。
まだ養成所に通っていない場合は、まずは自分にあった養成所を見つけることが大切です。
自分に合った養成所を見つけるなら徹底比較!おすすめの養成所
すでに通っている方は、少しでも多くの練習や自分磨きに励みましょう!
仮に、自分は声優に向いていない…と感じた人も気を落としてはいけません。
人は変われます。
声優になりたいのであれば、足りないところを補う、得意なところを誰にも負けないほど伸ばす、など、何かしらの行動を起こしましょう。
声優になりたい、と努力する人に、声優への道はひらかれます。